こんなに怒っているところからして、慎太は相当天乃を心配しているようだ。ずっと仲よくしてきた友人としてなのだろうが、それだけではない感情も少なからず含まれているのかもしれないと、確かめるように彼を見つめ返す。
「お前、天乃のことが好きなのか?」
「はっ!? なんでそーなる! 俺が好きなのは、あ…………っと、なんでもない」
今度はひょっとこみたいな顔になった慎太だったが、勢いでなにかを言いかけて濁した。小さく首をかしげる俺に、再び荒っぽい口調で投げかけてくる。
「つーか、それを聞きたいのはこっち! 夏生は好きなのかよ、天乃のこと」
その答えは、ずっと慎太の前では口に出すまいと思っていたが、今となっては遠慮する必要はないだろう。
「好きだよ。結構前から」
正直に告白すると、慎太は目を丸くして固まった。
「……マジ?」
「ああ」
はっきり認めると、彼の口元がだらしなく緩んでにやけ始める。さっきからひとりで百面相をしていて面白い。
「お〜そっかぁ……! いや、そうなんじゃ?って思う時もあったけど、夏生ってどの女子にも当たり障りなく接するタイプだから、どっちなのかわかんなかったんだよ。なんだ、お前も恋してたのか〜」
「お前、天乃のことが好きなのか?」
「はっ!? なんでそーなる! 俺が好きなのは、あ…………っと、なんでもない」
今度はひょっとこみたいな顔になった慎太だったが、勢いでなにかを言いかけて濁した。小さく首をかしげる俺に、再び荒っぽい口調で投げかけてくる。
「つーか、それを聞きたいのはこっち! 夏生は好きなのかよ、天乃のこと」
その答えは、ずっと慎太の前では口に出すまいと思っていたが、今となっては遠慮する必要はないだろう。
「好きだよ。結構前から」
正直に告白すると、慎太は目を丸くして固まった。
「……マジ?」
「ああ」
はっきり認めると、彼の口元がだらしなく緩んでにやけ始める。さっきからひとりで百面相をしていて面白い。
「お〜そっかぁ……! いや、そうなんじゃ?って思う時もあったけど、夏生ってどの女子にも当たり障りなく接するタイプだから、どっちなのかわかんなかったんだよ。なんだ、お前も恋してたのか〜」



