ちなみに、ファッションにも無頓着なのでスウェットのままコンビニに行くのは普通だし、ちゃんと出かける時も夏はTシャツにテーパードパンツ、といったシンプルな格好がお決まり。それでも様になっているのは外見のよさの賜物だろう。
つまり、母性本能をくすぐるタイプではあるけれど、彼のお世話はなにげに大変なのだ。奥さんになる人はそれ相応の覚悟が必要だと思う。
しかし、当の本人は不満げに口を尖らせている。
「確かに料理はできないけど、掃除と洗濯はしてるだろ」
「掃除はロボットにまかせっきりだし、洗濯はニットを普通に洗って子供服か!ってくらい縮めちゃってたじゃない」
「あー。あれはウケたね」
ははは、と思い出し笑いする彼につられて、私も噴き出しそうになる。縮んだニットを『着れば戻る?』とか言って、袖を通そうとしていた姿が蘇ってくるものだから。
笑いを堪えていると、りほさんが「あ、あの!」と割り込んでくる。怯えた子犬のように眉尻を下げて潤んだ瞳で見てくる彼女は、まさに守ってあげたくなる女性という感じで、女の私もドキッとするくらいだ。
「清華さんは、先生とすごく仲がいいんですね。これがマウントというものですか……」
「いっ、いやいや! 決してそんなことは!」
つまり、母性本能をくすぐるタイプではあるけれど、彼のお世話はなにげに大変なのだ。奥さんになる人はそれ相応の覚悟が必要だと思う。
しかし、当の本人は不満げに口を尖らせている。
「確かに料理はできないけど、掃除と洗濯はしてるだろ」
「掃除はロボットにまかせっきりだし、洗濯はニットを普通に洗って子供服か!ってくらい縮めちゃってたじゃない」
「あー。あれはウケたね」
ははは、と思い出し笑いする彼につられて、私も噴き出しそうになる。縮んだニットを『着れば戻る?』とか言って、袖を通そうとしていた姿が蘇ってくるものだから。
笑いを堪えていると、りほさんが「あ、あの!」と割り込んでくる。怯えた子犬のように眉尻を下げて潤んだ瞳で見てくる彼女は、まさに守ってあげたくなる女性という感じで、女の私もドキッとするくらいだ。
「清華さんは、先生とすごく仲がいいんですね。これがマウントというものですか……」
「いっ、いやいや! 決してそんなことは!」



