「へ~いいわねぇ。しかもこれ、常温保存できるの?」
「そうなんです! 普通の豆腐と違って冷蔵庫の場所を取りませんし、災害時の備蓄食品としても活用できます。最高に便利じゃありませんか!?」
「超便利~!」
眼鏡の管理栄養士さんがめちゃくちゃノリがよく、ハイタッチしそうな勢いで盛り上がる。栄養士さんは商品の栄養価だけじゃなく、食材の発注から調理に至るまでの利点も重視するので、提案してよかったかなと充実感を抱いた。
いい気分で営業を終え、目では夏くんの姿を探しながら病院の中を歩いていると、慎ちゃんが苦笑しながら言う。
「天乃のほうが外回り向いてるかもしんねーなぁ。皆食いついてたし」
「ほんと? エースの座奪えるかな……」
「まじやめて」
真剣に止めてくる彼に、私はぷっと噴き出した。
エースの座を奪うだなんて、もちろん冗談だ。白藍は栄養士さんとの相性がいいだけで、慎ちゃんのようにどの相手の心も掴んで動かす力なんて持ち合わせていないから。
「奪う気なんてないよ。私は自分がいいって感じたものを薦めることしかできないもん」
「それだって、商品をちゃんと理解してなきゃできねぇよ。お前のそういう努力を買ってんの」
「そうなんです! 普通の豆腐と違って冷蔵庫の場所を取りませんし、災害時の備蓄食品としても活用できます。最高に便利じゃありませんか!?」
「超便利~!」
眼鏡の管理栄養士さんがめちゃくちゃノリがよく、ハイタッチしそうな勢いで盛り上がる。栄養士さんは商品の栄養価だけじゃなく、食材の発注から調理に至るまでの利点も重視するので、提案してよかったかなと充実感を抱いた。
いい気分で営業を終え、目では夏くんの姿を探しながら病院の中を歩いていると、慎ちゃんが苦笑しながら言う。
「天乃のほうが外回り向いてるかもしんねーなぁ。皆食いついてたし」
「ほんと? エースの座奪えるかな……」
「まじやめて」
真剣に止めてくる彼に、私はぷっと噴き出した。
エースの座を奪うだなんて、もちろん冗談だ。白藍は栄養士さんとの相性がいいだけで、慎ちゃんのようにどの相手の心も掴んで動かす力なんて持ち合わせていないから。
「奪う気なんてないよ。私は自分がいいって感じたものを薦めることしかできないもん」
「それだって、商品をちゃんと理解してなきゃできねぇよ。お前のそういう努力を買ってんの」



