バーベキュー……ってもしかして、私が就職する前に四人でやったあの時?
確か慎ちゃんとふたりで話していたら『お前、夏生のこと好きだろ』って図星を指されて、私はこう返したのだ。
『……好きだよ、すごく。慎ちゃんの会社に就職を決めた理由のひとつがそれだもん。少しでも力になれたらなって』
どうにかして夏くんの力になりたかった私は、白藍とも取引をしているヨージョー食品を選んだ。間接的にではあるけれど、食のサポートをすれば彼の患者さんを助けることに繋がるんじゃないかと考えたのだ。
栄養士もアリだなと思ったのだが、慎ちゃんが働いていた影響も大きく、自分が一番興味を持ったのが今の仕事だった。そして、白藍に出入りする時に会えたらな……という不純な気持ちが多少あったのも否めない。
でもまさか、私のその言葉を聞いて誤解していたとは。そこだけ聞いていたら、慎ちゃんのことが好きだと受け取っても仕方ないかもしれない。ずっと友達止まりだった原因がそこにあったなんて……!
頭を抱えたくなるも、夏くんは自分の心境について語り始める。
「ふたりの邪魔をしたくなかったから、諦めたつもりでいたんだよ。でも、天乃が婚約者を演じるって言った時に好きなやつはいないってわかって、このチャンスを逃したらいけないと思った。偽物の関係でもいいからそばにいて、俺を好きにさせたかった」
確か慎ちゃんとふたりで話していたら『お前、夏生のこと好きだろ』って図星を指されて、私はこう返したのだ。
『……好きだよ、すごく。慎ちゃんの会社に就職を決めた理由のひとつがそれだもん。少しでも力になれたらなって』
どうにかして夏くんの力になりたかった私は、白藍とも取引をしているヨージョー食品を選んだ。間接的にではあるけれど、食のサポートをすれば彼の患者さんを助けることに繋がるんじゃないかと考えたのだ。
栄養士もアリだなと思ったのだが、慎ちゃんが働いていた影響も大きく、自分が一番興味を持ったのが今の仕事だった。そして、白藍に出入りする時に会えたらな……という不純な気持ちが多少あったのも否めない。
でもまさか、私のその言葉を聞いて誤解していたとは。そこだけ聞いていたら、慎ちゃんのことが好きだと受け取っても仕方ないかもしれない。ずっと友達止まりだった原因がそこにあったなんて……!
頭を抱えたくなるも、夏くんは自分の心境について語り始める。
「ふたりの邪魔をしたくなかったから、諦めたつもりでいたんだよ。でも、天乃が婚約者を演じるって言った時に好きなやつはいないってわかって、このチャンスを逃したらいけないと思った。偽物の関係でもいいからそばにいて、俺を好きにさせたかった」



