そんなに褒めてもらえるようなことではないと思うけれど、単純に嬉しくなってしまう。
私だって夏くんからたくさん幸せをもらってるよ、と返そうとしたものの、彼の言葉が続けられる。
「いつだって天乃は天乃らしくて、そこが魅力的だと思ってたよ。いつの間にか大人になって、どんどん素敵な女性になってて……気がついたら好きになってた」
そのまま流してしまいそうなくらいさらっと口にされ、私はキョトンとした。空耳かと思い隣に目を向けると、熱を孕んだ瞳に捉えられて動けなくなる。
「俺は天乃が好き。片時も離したくないくらい、好きだ」
──何度も、好きという二文字が心の奥に流れ込んでくる。その想いを私にしっかりと植えつけるように。
こんな奇跡があるだろうか。絶対に掴めないと思っていた彼の心が、手を差し出せばすぐ触れられるところにある。胸がいっぱいで、唇をきゅっと結んだ。
「でも、天乃は慎太に恋してるんだと思ってて」
ふいにまつ毛を伏せた彼の口から予想外のひと言が飛び出し、一瞬私の感動がどこかへ雲隠れしてしまう。
「はっ!? なんで!?」
「慎太と同じリアクションするなぁ。やっぱりバーベキューの時に『好き』って言ってたのは誤解だったのか」
困惑してすっとんきょうな声をあげると、夏くんはへらっと笑ってひとり言のようにこぼした。
私だって夏くんからたくさん幸せをもらってるよ、と返そうとしたものの、彼の言葉が続けられる。
「いつだって天乃は天乃らしくて、そこが魅力的だと思ってたよ。いつの間にか大人になって、どんどん素敵な女性になってて……気がついたら好きになってた」
そのまま流してしまいそうなくらいさらっと口にされ、私はキョトンとした。空耳かと思い隣に目を向けると、熱を孕んだ瞳に捉えられて動けなくなる。
「俺は天乃が好き。片時も離したくないくらい、好きだ」
──何度も、好きという二文字が心の奥に流れ込んでくる。その想いを私にしっかりと植えつけるように。
こんな奇跡があるだろうか。絶対に掴めないと思っていた彼の心が、手を差し出せばすぐ触れられるところにある。胸がいっぱいで、唇をきゅっと結んだ。
「でも、天乃は慎太に恋してるんだと思ってて」
ふいにまつ毛を伏せた彼の口から予想外のひと言が飛び出し、一瞬私の感動がどこかへ雲隠れしてしまう。
「はっ!? なんで!?」
「慎太と同じリアクションするなぁ。やっぱりバーベキューの時に『好き』って言ってたのは誤解だったのか」
困惑してすっとんきょうな声をあげると、夏くんはへらっと笑ってひとり言のようにこぼした。



