「私、もう遠慮しない」
「おっ?」
「夏くんの考えがどうだろうと、私は自分の気持ちに正直になる」
「おぉ!?」
私の決意を聞いた慎ちゃんは、すかさず私のそばに戻ってきて興奮と声をなんとか抑えて話し出す。
「やっとアプローチする気になったか! いつ進展すんのかな~ってずっとそわそわしてたんだよ。かれこれ八年くらい」
「長っ!」
「あながち間違いじゃないぞ。だってお前、高校生の頃から好きだっただろ。夏生のこと」
図星を指され、ぽっと頬が熱くなる。
夏くんに恋をしたと自覚したのは、私が高校三年の頃。学生の頃から余裕があって大人っぽく、頭も性格も顔もいい彼はモテないわけがなく、たくさんの女子に言い寄られていた。
私もダメ元で告白しようかと真剣に悩んだものの、当時夏くんは研修医として目が回るほど忙しい日々を過ごすようになっていて、彼の状況を考えたら告白なんて到底できそうになかった。一人前の外科医になってからも、恋愛する気はないと言い切られてしまったら……以下同文。
そんな調子で、いつの間にか私も片想い歴八年になるらしい。なぜか恋愛にだけ消極的な自分には終止符を打たないと。
「おっ?」
「夏くんの考えがどうだろうと、私は自分の気持ちに正直になる」
「おぉ!?」
私の決意を聞いた慎ちゃんは、すかさず私のそばに戻ってきて興奮と声をなんとか抑えて話し出す。
「やっとアプローチする気になったか! いつ進展すんのかな~ってずっとそわそわしてたんだよ。かれこれ八年くらい」
「長っ!」
「あながち間違いじゃないぞ。だってお前、高校生の頃から好きだっただろ。夏生のこと」
図星を指され、ぽっと頬が熱くなる。
夏くんに恋をしたと自覚したのは、私が高校三年の頃。学生の頃から余裕があって大人っぽく、頭も性格も顔もいい彼はモテないわけがなく、たくさんの女子に言い寄られていた。
私もダメ元で告白しようかと真剣に悩んだものの、当時夏くんは研修医として目が回るほど忙しい日々を過ごすようになっていて、彼の状況を考えたら告白なんて到底できそうになかった。一人前の外科医になってからも、恋愛する気はないと言い切られてしまったら……以下同文。
そんな調子で、いつの間にか私も片想い歴八年になるらしい。なぜか恋愛にだけ消極的な自分には終止符を打たないと。



