『セクシー田中さん』事件以後、脚本家の話があっちこっちで噴出している。
シナリオ作家も含めて原作とは何なのかを問い直してもらいたいと思う。

 そりゃあさあ、原作を読んでみて「こうしたいなあ。」って思うことは有るだろう。
でも原作は原作なんだよ。
変更を許可しないから独裁者だとか、何だとかって騒いでた脚本家も居るらしいけど、
許可するもしないも原作者の権利だからね。
コバンザメみたいにくっ付いて、それで儲けさせてもらおうと思ってるわけでしょ?
 だったら原作者の言うことを聞きなさい。
 原作者の言うことが聞けないんだったら脚本もシナリオも描かなくていいよ。
 それくらいにね、原作者の権利は強い物なの。
独裁でも我儘でも何でもないの。

 今回の事件でも脚本家は「苦い体験だ」なんて言ってたけれど、そんな甘いもんじゃないよ。
 ドラマや映画なら大衆受けするようにイメージも変えてしまいたいと思うのがふつうだろう。
だったら、1年くらい掛けてじっくりと擦り合わせるんだな。
 ほんの数か月で結果を出そうなんて無理だよ。
 しかも今回は未完品でしょ?
 原作者だってどうやって話を終わらせるか考えてる最中の作品をドラマ化するって危険だと思う。
 脚本家には脚本家の言い分も有るだろうし、やりたかったことも有るだろう。
でもここは未完品故にドラマ化を延期させても良かったんじゃないのか?
 テレビ局は強引だからね、権利も何もお構いなしに押し込んでくる。
 それに出版社も今頃になってだんまりを決め込んでるんだって?
 喉元を過ぎたらもっと炎上させよう。
 言ってみれば出版社も同罪だからね。
 おそらくは原作者一人を悪者にしてやり過ごすつもりなんだろう。
汚いよ 出版社もマスコミも脚本家も。