猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました

そう思って駆け出す。

あのベンチを見つけて駆け寄ってみたけれど、天気が悪くて雨も強くなってきているせいかそこには誰の姿もなかった。

残念な気持ちになりながら、ベンチの下に入りこむ。
ここにいれば少しは雨をしのぐことができる。

雨がやむまでの我慢だ。
尚美はベンチの下で震えながらうずくまったのだった。