「ほーい、授業すっぞ」




蓮斗の言った通り見た目からして厳しそうな顔をしている、野球部の顧問が私と蓮斗を舐め回すように見ながら入ってきた。


黒焦げで全身ムキムキな身体で、室内なのにサングラスをかけている。





「ねぇ、先生めっちゃ怖いじゃん。授業頭に入んないんだけど」


「どんな先生でも頭に入ってないだろ。すぐ終わるから我慢しろって」