俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛

廉也は安堵の表情を浮かべた。

「し、失礼します」

私は不覚にもドキッとしてしまった。

それからしばらくしてナースコールが鳴った。

「桂木さん、気分が悪くなりましたか?」

「いや、暇なんで話相手になってもらえないかなって思って」

(どうしよう、そんな目で見つめられたらドキドキしちゃうよ)

顔が熱ってくるのを感じた。

「だ、駄目です、私仕事中なんで……」

私は急いで病室を飛び出した。

(心臓がまだドキドキいってる、ずるいよ、廉也さんは……)

この時廉也は思った、必ずみゆを取り戻すと……

廉也さんが、私のいない人生は考えられないと、強く感じたことなど知るすべはなかった。

その頃、ゆかりさんは北山先生に連絡を入れていた。

「健志、そっちに廉也は行ってる?」

「ああ、桂木社長は入院中だよ」

「やっぱり、私のところに来て、眠れないから安定剤くれって、そのあと姿くらましたのよ」

「そうなんだ、点滴してぐっすり眠れるようになったみたいだから安心して」