俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛

廉也は目を伏せて手を下ろした。

そして私に背を向けて、北山先生に「みゆを頼む」そう言い残してその場を去った。

診療所に待機していたゆかりさんは、一人で戻ってきた廉也に声をかけた。

「なんで立木さんを連れてこなかったの?」

「しょうがねえだろ、俺はふられたんだから」

「廉也、本気で言ってるの?」

「みゆは自分の事より、俺のことを考える女なんだ、だから自分が我慢してでも、俺を優先する、今、みゆは俺と一緒にいる事を望んでいない」

「そんなこと言ってたら、健志に取られるわよ」

廉也は黙ったままだった。

廉也さんはわかっていた、北山先生が私に好意を抱いていることを……

「女はいつでも側にいてくれる人を好きになるのよ」

「ゆかり、帰るぞ」

「もう私の忠告無視?」

二人は島を離れた。

北山先生と診療所に戻って来た私に、北山先生はこう言った。

「みゆちゃんって呼んでいいかな?」

その意味する事がどう言う事か分かったが、私は答えられずにいた。