俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛

「久しぶり、健志、元気だったか」

「廉也、どうしたんだ」

「先生、この患者さ……」

と言いかけて廉也さんの姿が目に止まった。

「みゆ、具合大丈夫か」

私は咄嗟にその場を離れるために診療所を飛び出した。

「みゆ、待って!」

廉也さんは私の後を追って来た。

そしてあっと言う間に追いつかれ手を掴まれた。

「みゆ、話を聞いてくれ」

「離してください」

廉也は慌てて手を離した、健志から過呼吸の事を聞いていたからだ。

「健志から聞いたんだが、俺の元に戻らないって本当か?」

私はしばらく黙って下を向いていた。

そこへ北山先生が二人の間に割って入った。

「立木さんは東京には戻らない、廉也一人で帰ってくれ」

その時廉也さんは私に自分の気持ちを伝えた。

「みゆ、俺と一緒に東京へ帰ろう」

廉也さんは私にむけて手を差し出した。

この手を取れば廉也さんと一緒にいられる、でも私の存在は廉也さんの負担になる

私は廉也さんから視線を外し北山先生の背中に隠れた。