俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛

手の震えが止まらず、呼吸が苦しくなってきた。

「立木さん、大丈夫?大きく深呼吸して」

「姉さん、もういいだろ、彼女は限界だ」

北山先生は私を診療所のベッドに横にならせてくれ、ずっと手を握ってくれた。

私は知らないうちに眠ってしまった。

目を覚ますと北山先生が側にいてくれた。

「大丈夫ですか?」

「すみません、また、私、先生にご迷惑を……」

と言いかけたその時、私の手を引き寄せ、北山先生は私を抱きしめた。

「先生?」

「ずっとここにいればいい」

北山先生にそう言われて、しばらく見つめあった、しかし私はすぐに目を逸らした。

(これ以上先生に頼ることは出来ない、先生の気持ちに答えられない、自分の気持ちに嘘はつけないから)
私の病状は安定していた。

念のため血液検査を受けるため、私の血液を東京の北山総合病院へ送った。

結果は時間がかかるとのことで、落ち着かない日々を過ごすこととなった。

そんなある日、北山先生を訪ねて来た人がいた。

その人は桂木廉也だった。