「急に無理です」

「あいつの事名前呼びしてたじゃねえか、なんで俺のことは出来ねえんだよ」

「わかりました、頑張ってみます」

「みゆが作ってくれた飯食おうぜ、いただきます、美味い、最高」

廉也さんは笑顔で美味しいと言って食べてくれた。

「荷物全部あったか」

「大丈夫です、あのう、私どこで寝ればいいですか」

「俺のベッドで一緒に寝ようぜ」

「無理です」

「どうして?」

「どうしてって?」

「俺達、初めてじゃないし……」

廉也さんの言葉に顔が真っ赤になり、ドキドキが加速した。

「みゆ、可愛いな」

「からかわないでください」

「からかってねえよ」

(深入りしちゃ駄目)

廉也さんは私の顔を覗き込んだ、急に廉也さんのかっこいい顔が目の前に現れてドキッとした。

廉也さんはチュッとキスをして、「ずっと一緒にいような」と耳元で囁いた。

その夜から廉也さんのベッドで毎晩愛を確かめあった。