「みゆ、あいつのプロポーズは断れ、いいな」

「二階堂、みゆに手を出すな、みゆは俺のものだわかったな」

「はい」

二階堂くんは渋々返事をした。

社長は総務部を後にした。

「みゆ先輩、社長と付き合っているんですか」

「うん」

「俺、みゆ先輩が好きです」

「もう、大人をからかわないで」

「やばい、みゆ先輩可愛すぎ、抱きしめたいです」

「へ、変な事言わないで」

「俺、諦めないですから」

(は?二階堂くん何言っちゃってるかな)

「仕事するよ」

そして仕事が終わりを迎える時間になった。

廉也さんは会社の社員通用口に車を停めて待っていてくれた。

「みゆ、帰るぞ」

「あっ、はい」

そして、廉也さんのマンションに向かった。

コンシェルジュの横尾さんが挨拶をしてくれた。

「お帰りなさいませ、桂木様、みゆ様」

「いつもありがとうございます」

「もったいないお言葉、感謝致します」

「横尾、また食事頼む」

「かしこまりました」