「みゆは俺にとって一番だ、だから大丈夫」

私の目に涙が溢れて、頬を伝わった。

「あいつと俺とは違う、俺は誰にも文句は言わせねえ、だから心配するな」

そう言って私の頬にキスをしてくれた。

そのまま廉也さんの唇と私の唇は重なった。

身体が震えて、ドキドキと心臓の鼓動が大きくなった。

廉也さんは私を寝室へ運び、身体がベッドに沈んだ。

「ずっとこうしたかった、みゆ」

廉也さんの唇は首筋から鎖骨へ移動し、ブラウスのボタンが外された。

廉也さんは胸の膨らみに唇を強く押し当てた。

そして廉也さんの手が太ももから一番感じる部分へと移っていった。

「廉也さん、愛しています」

「みゆ、俺もだ」

お互いを激しく求め合った。

「みゆ、おまえを誰にも渡さない」

廉也さんが私の中に入ってくるのを感じた。

そして私は最高潮に達した。


その頃与那国島に龍司の姿があった。

「みゆいますか?」

「橘さん、残念ながら廉也と東京へ帰りましたよ」

「東京へ帰った?」