「……はぁ。やっぱり、お前だったか」
ふわっと、
後ろから突然包み込まれ、耳元でそんな言葉が囁かれました。
「…お、王子様…?」
さっきまで、お嬢様方のご案内をしていたはずの王子様がそこにはいました。
少し荒い息に、急いできたことが伝わります。
「ど、どうしたのですか?お客様は…」
「果物狩りの体験をしている。そんなことより…」
くるっと向きを変えられ、少女と王子様は至近距離で向き合いました。
「やっぱり泣いている。」
涙はしっかりと拭った。
だけど、赤く潤んだ瞳は誤魔化すことができず、少女は隠すように目を閉じました。
「すまない。父上の取引相手の娘たちなんだ。
邪険に扱うことができないとはいえ、嫌なところを見せた。」
真っ直ぐ謝り、抱きしめられて、少女は逆に困惑しました。
「嫌だなんて、そんなこと…。私には、そのような資格…。
それに、王子様にとっても将来大切になるお方がいらっしゃるかもしれないです」
ふわっと、
後ろから突然包み込まれ、耳元でそんな言葉が囁かれました。
「…お、王子様…?」
さっきまで、お嬢様方のご案内をしていたはずの王子様がそこにはいました。
少し荒い息に、急いできたことが伝わります。
「ど、どうしたのですか?お客様は…」
「果物狩りの体験をしている。そんなことより…」
くるっと向きを変えられ、少女と王子様は至近距離で向き合いました。
「やっぱり泣いている。」
涙はしっかりと拭った。
だけど、赤く潤んだ瞳は誤魔化すことができず、少女は隠すように目を閉じました。
「すまない。父上の取引相手の娘たちなんだ。
邪険に扱うことができないとはいえ、嫌なところを見せた。」
真っ直ぐ謝り、抱きしめられて、少女は逆に困惑しました。
「嫌だなんて、そんなこと…。私には、そのような資格…。
それに、王子様にとっても将来大切になるお方がいらっしゃるかもしれないです」



