冴えないモブ先生の正体はS級王子様!?

「あ、言っとくけど贔屓で言ってるんでも、特別授業したわけでもないですよ?いくらなんでも教師として贔屓はしませんよ、婚約者だからって」

「へぁ?」

素っ頓狂な声が出た。
え、は…婚約者!?

「俺達、瀬音…リリが卒業したら結婚するじゃん」

「けッ結婚んんん!?」

「なぁー?」

奏せんせいがドアの向こうに呼びかける。
入ってきたのは凛子だった。

「凛子!?」

「ちょっとあんた達!許さないからね!」

凛子が学年主任と担任を睨みつけた。
気まずそうに担任は俯いた。

「それはもういいから!ねぇ、どういうこと?」

「先週、カラオケ行ったじゃん。モブセ…水瀬先生に頼まれたの。リリを連れ出してって」

「じゃあ凛子、知ってたの?」

「あんなにリリが変わったら気づくって」

「コレ」