「しかし、驚きました。まさか、あなた方二人がわざわざ訪ねて来るとは……」
私達の目の前にいる初老の男性は、ソファに腰掛けながらゆっくりとため息をついた。
何度か会ったことはあるが、エルヴィー侯爵の物腰は本当に柔らかい。奥様を亡くしてから、色々と苦労されたと聞いているが、そういう経験が彼の優しさを形作っているのだろうか。
「突然の訪問申し訳ありません、エルヴィー侯爵……事情は、既にご存知かと思いますが、私達のお母様とリビルト様は、行方不明になっています」
「アルメア嬢、あなたの訪問を咎めようなんて思いませんよ。むしろ、あなた方を歓迎します。私も息子を見つけ出したいですからね……」
エルヴィー侯爵は、悲痛な面持ちでそう呟いた。
早くに奥様を亡くした彼にとって、唯一の家族がリビルト様だ。故に、彼の行方がわからなくなったという事実は、侯爵にとってとても不安なことなのだろう。
私達の目の前にいる初老の男性は、ソファに腰掛けながらゆっくりとため息をついた。
何度か会ったことはあるが、エルヴィー侯爵の物腰は本当に柔らかい。奥様を亡くしてから、色々と苦労されたと聞いているが、そういう経験が彼の優しさを形作っているのだろうか。
「突然の訪問申し訳ありません、エルヴィー侯爵……事情は、既にご存知かと思いますが、私達のお母様とリビルト様は、行方不明になっています」
「アルメア嬢、あなたの訪問を咎めようなんて思いませんよ。むしろ、あなた方を歓迎します。私も息子を見つけ出したいですからね……」
エルヴィー侯爵は、悲痛な面持ちでそう呟いた。
早くに奥様を亡くした彼にとって、唯一の家族がリビルト様だ。故に、彼の行方がわからなくなったという事実は、侯爵にとってとても不安なことなのだろう。



