友達以上恋人未満の片想い

「…はは、なんだそれ…」



誰もいなくなった道の真ん中で、ずっと堪えていた涙を流しながら座り込む。



友達以上恋人未満だったかもしれないけど、実里と少しの間付き合っていた日々は苦しかったし楽しかった。


だから後悔はもう何一つ残っていない。



主人公(ヒーロー)にはなれなかったけど、“実里のヒーロー”でいられたなら、それでよかったから。


俺の片想いは実里の初恋を実らせるために、全部捧げる。



実里が心から笑える未来になりますように。


そう願いを込めて…。