「よかったー。手作りなんて慣れてないから、まずかったらどうしようって思ってたんだ」
「ありがとう、美味しいし嬉しい」
赤く染まった夕焼けが、笑った実里を優しく照らしていてとても綺麗だった。
「…頂上、いつの間にか過ぎちゃってたね」
ゆっくりと下がっていく景色を見下ろしながら、実里が小さく呟いた。
「…そうだな」
やっぱり景色なんかよりも、実里の横顔から目が離せなかった。
悲しそうに揺れている瞳は、どこか遠くを見ているようなそんな気がした。
*
「ありがとね、遼。家まで送ってくれて」
「…おう」
言いたいことはもっとたくさんあるのに、何も出てこない。
何から言えばいいのかわからない。
「…実里」
「ん?」
「目、閉じて」
実里は首を傾げながらも素直に目を閉じた。
「ありがとう、美味しいし嬉しい」
赤く染まった夕焼けが、笑った実里を優しく照らしていてとても綺麗だった。
「…頂上、いつの間にか過ぎちゃってたね」
ゆっくりと下がっていく景色を見下ろしながら、実里が小さく呟いた。
「…そうだな」
やっぱり景色なんかよりも、実里の横顔から目が離せなかった。
悲しそうに揺れている瞳は、どこか遠くを見ているようなそんな気がした。
*
「ありがとね、遼。家まで送ってくれて」
「…おう」
言いたいことはもっとたくさんあるのに、何も出てこない。
何から言えばいいのかわからない。
「…実里」
「ん?」
「目、閉じて」
実里は首を傾げながらも素直に目を閉じた。

