テーマパークのノリで送り出してくれたスタッフの人に、実里が子どもみたいに元気よく返しているのを見て小さく笑う。
「すっごい、人がありんこだね」
「ははっ、そうだな」
窓の外の景色なんかよりも、それを見てコロコロ表情を変えている実里の方が見ていて楽しかった。
「なんで今日ここに連れてきてくれたの?」
もう少しで頂上に着く頃に、ふと気になったのか実里が笑顔のまま聞いてきた。
「…この前アルバムを見て、懐かしくなったんだ。実里が喜ぶことをしてあげたかった」
「じゃあ大成功だね。遼と来れてすっごく嬉しいよ」
あ、と実里が思い出したように鞄の中から四角い箱を取り出した。
「今日はバレンタインでしょ?お母さんに手伝ってもらって今年は手作りしてみたんだ」
はい、っと実里が差し出してきた、リボンでラッピングされた箱を受け取る。
「…ありが、とう」
毎年幼なじみとしてもらってはいたけど、作ったものをもらったのも彼氏としてもらったのも今年が初めてだった。
「…うま」
箱の中身はトリュフチョコで、一粒つまんで食べてみるとほんのり苦くてちょうどいい甘さだった。
「すっごい、人がありんこだね」
「ははっ、そうだな」
窓の外の景色なんかよりも、それを見てコロコロ表情を変えている実里の方が見ていて楽しかった。
「なんで今日ここに連れてきてくれたの?」
もう少しで頂上に着く頃に、ふと気になったのか実里が笑顔のまま聞いてきた。
「…この前アルバムを見て、懐かしくなったんだ。実里が喜ぶことをしてあげたかった」
「じゃあ大成功だね。遼と来れてすっごく嬉しいよ」
あ、と実里が思い出したように鞄の中から四角い箱を取り出した。
「今日はバレンタインでしょ?お母さんに手伝ってもらって今年は手作りしてみたんだ」
はい、っと実里が差し出してきた、リボンでラッピングされた箱を受け取る。
「…ありが、とう」
毎年幼なじみとしてもらってはいたけど、作ったものをもらったのも彼氏としてもらったのも今年が初めてだった。
「…うま」
箱の中身はトリュフチョコで、一粒つまんで食べてみるとほんのり苦くてちょうどいい甘さだった。

