小さく首を振る小春ちゃんに、やっぱり無理だと諦めたのは俺の方だった。
「あのね、俺は小春ちゃんが好き。本当の意味で好きになった人は、君だけなんだよ」
「…え?」
体を離して顔を上げた小春ちゃんが、泣きながら驚いたように目を見開いた。
「安堂のことで泣くくらいなら、俺と付き合ってよ」
俺なら絶対に泣かせたりしない。いつも笑わせてあげられる。
だけど…。
「…なんてね。小春ちゃんは絶対に俺を選ぶことはない」
俺が小春ちゃんを好きなように、小春ちゃんも安堂のことが好きだから。
泣かせるのも俺の好きな笑顔を作れるのも、全部安堂だけなんだ。
「俺は安堂に恋する小春ちゃんの笑顔に惹かれたんだ。だから、小春ちゃんはずっと安堂のことを好きでいて」
ただの綺麗事かもしれないけど、小春ちゃんが笑ってくれれば俺はそれでいい。
俺の初恋は、小春ちゃんが安堂を好きじゃなかったら一生わからないものだったかもしれない。
きっと俺たちの運命は、最初から結ばれないと決まっていたんだ。
「俺に初恋を教えてくれてありがとう。次は小春ちゃんの番だよ。一歩勇気を踏み出すのは」
「…星野さん!」
走って小春ちゃんを探していたのか、額に汗を浮かべる安堂が息を切らせながら教室に飛び込んできた。
「あのね、俺は小春ちゃんが好き。本当の意味で好きになった人は、君だけなんだよ」
「…え?」
体を離して顔を上げた小春ちゃんが、泣きながら驚いたように目を見開いた。
「安堂のことで泣くくらいなら、俺と付き合ってよ」
俺なら絶対に泣かせたりしない。いつも笑わせてあげられる。
だけど…。
「…なんてね。小春ちゃんは絶対に俺を選ぶことはない」
俺が小春ちゃんを好きなように、小春ちゃんも安堂のことが好きだから。
泣かせるのも俺の好きな笑顔を作れるのも、全部安堂だけなんだ。
「俺は安堂に恋する小春ちゃんの笑顔に惹かれたんだ。だから、小春ちゃんはずっと安堂のことを好きでいて」
ただの綺麗事かもしれないけど、小春ちゃんが笑ってくれれば俺はそれでいい。
俺の初恋は、小春ちゃんが安堂を好きじゃなかったら一生わからないものだったかもしれない。
きっと俺たちの運命は、最初から結ばれないと決まっていたんだ。
「俺に初恋を教えてくれてありがとう。次は小春ちゃんの番だよ。一歩勇気を踏み出すのは」
「…星野さん!」
走って小春ちゃんを探していたのか、額に汗を浮かべる安堂が息を切らせながら教室に飛び込んできた。

