「気になるんでしょ?少しくらい別行動したって大丈夫だよ。あの二人だって付き合いたてなんだし、ちょっとくらい二人きりにさせてあげよ。あ、芦屋には俺からちゃんと連絡しとくからさ!」
何をこんなに必死になってるんだろう。
きっとそれは、少しでもいいから星野さんと二人きりになりたいからだ。
星野さんは少し迷ってから、「うん」と微笑んだ。
「へぇ、SF小説。なんか意外だな、星野さんがSF好きとか」
「そうかな。結構面白いんだよ。あ、このシリーズも持ってるんだけどね、こっちは恋愛も絡んでくるやつで…」
小説紹介をしてくれている星野さんはとても生き生きとしていて楽しそうだった。
意外な一面が見れて、抜け出してよかったと心から思った。
*
「え?あれ、恭弥?やだ、ぐうぜーん!何してんのこんなところでー!?」
星野さんのほしかった新刊を買い終わり、お昼ご飯どうしようかと話しているといきなり後ろから誰かに抱きつかれた。
「え、エミ…?」
「あれ、星野さんまでいる。なに、恭弥女の趣味変わったの?大人しめ系にも手出してんだー」
「違う、離せ!」
乱暴に腕を振り解くと、エミが驚いたようにメイクででかくした目をさらに大きく見開いた。
「そういうんじゃないよ。星野さんと二人で来たわけじゃないし」
何をこんなに必死になってるんだろう。
きっとそれは、少しでもいいから星野さんと二人きりになりたいからだ。
星野さんは少し迷ってから、「うん」と微笑んだ。
「へぇ、SF小説。なんか意外だな、星野さんがSF好きとか」
「そうかな。結構面白いんだよ。あ、このシリーズも持ってるんだけどね、こっちは恋愛も絡んでくるやつで…」
小説紹介をしてくれている星野さんはとても生き生きとしていて楽しそうだった。
意外な一面が見れて、抜け出してよかったと心から思った。
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「え?あれ、恭弥?やだ、ぐうぜーん!何してんのこんなところでー!?」
星野さんのほしかった新刊を買い終わり、お昼ご飯どうしようかと話しているといきなり後ろから誰かに抱きつかれた。
「え、エミ…?」
「あれ、星野さんまでいる。なに、恭弥女の趣味変わったの?大人しめ系にも手出してんだー」
「違う、離せ!」
乱暴に腕を振り解くと、エミが驚いたようにメイクででかくした目をさらに大きく見開いた。
「そういうんじゃないよ。星野さんと二人で来たわけじゃないし」

