「え」 正直意外だった。 これはさっき包んでた一番形のいいものなのに、もしかして伊織に渡すのと間違えてるんじゃ…? 「だって今日、練習だし」 「え」 「本番はひとりで作るから!」 「大丈夫なのかよ…」 そんな俺の独り言は見事に無視され、莉子は用事があるらしくそそくさと出掛けていった。