それまでは普通にできていたことさえ 出来ないようになっていったの。 何度も通ったはずの帰り道が 突然解らなくなったり… お客さんの名前を間違えたり… 忘れてしまったり… 自分の名前が出て来なかったり… 何かが音をたてて崩れ始めていた。 そして次第にアタシの周りの人が 一人ずつ消えて行き、 アタシは変人扱いされるようになった。