俺は 舞ちゃんの…いや… アーサのことが 心配だったが、とりあえずは 自分の部屋に戻り、自分の気持ちを 懸命に鎮めようとした。 部屋に戻ると、二つのスケッチブックが 無造作に、しかも重なり合うように 畳の上にあった。 一つは俺が描いた舞ちゃんの似顔絵… もう一つは舞ちゃんが… 描いてくれた俺の似顔絵。 その似顔絵を見ると、 それは今でも俺の部屋に飾っている… あのプロポーズした日に アーサが描いてくれた似顔絵と 全く同じだった。 寸分違わない似顔絵があった。