添い寝だけのはずでしたが

え……。


私と別々に昼食をとったのは、資料作成の時間を作るため?


 疑問に思いながらも、宇治山くんにもらったデータを開く。


 テスト範囲が細かく記載されていて、過去の出題傾向を徹底的に分析してあった。


 有難いと思うものの、問題を解けることが前提で習っていないところは教科書の解説を見ないと分からない。


 しかも辛いのは、解説を読んでも理解できない問題があること……。


 葵さまの準備している資料をパラパラとめくると、初めて目を通す私にも分かりやすく書いてある。


 資料の一番最後に、誰に聞いたのか、私が前に通っていた高校名の授業の進度が教科ごとに記載されていた。


 それで、ああ……そうなんだ……と理解した。


どういう心境なのか分からないけど、この書類は私のために作ってくれたんだ。


 葵さまを振り返ると、ぐっすりと眠っているように見える。


 しばらくの間勉強していると、いつの間にか机で眠ってしまっていた。


「起きろよ……」


 ゆさゆさと体を揺らされて、目が覚めた。