次の日の登校時、車が動き出して少しすると、葵さまは今日もうたた寝を始める。
昨晩、就寝時間になり葵さまの部屋へ行くと、早く寝ろとだけ伝えて目を閉じてしまった。
穏やかな顔をしていて本当に別人みたい……。
このぐらい静かな人ならお仕えするのも苦じゃないのにね。
学園に到着するまで、その横顔をそっと見守っていた……。
今日は朝から小テストがあった。
私、ちょっとピンチかもしれない……。
前の学校より進度が早いようで、まだ習っていない問題が多く出題された。
しかも来週は期末テストがあるみたい。
前の学校で成績は悪い方ではなかったけど、このままだと底辺まで落ちるかも。
休み時間に小テストの結果とにらめっこしていると、渋谷くんが走ってきた。
「葵~、今日は外食だって? もちろん寧々ちゃんも……」
「今日は別々だ」
あ、そうなんだ……。
昨日は少し踏み込み過ぎたのかな。
これは絶対に避けられてる。
お昼を一緒に食べる約束はしていないものの、彼女宣言をされたわけだし、一緒なのかと勝手に思っていた。
とりあえず渋谷くんを介すことで、昨日からゼロだった葵さまとの会話は復活。
恐るべし……渋谷くんのコミュ力!
昨晩、就寝時間になり葵さまの部屋へ行くと、早く寝ろとだけ伝えて目を閉じてしまった。
穏やかな顔をしていて本当に別人みたい……。
このぐらい静かな人ならお仕えするのも苦じゃないのにね。
学園に到着するまで、その横顔をそっと見守っていた……。
今日は朝から小テストがあった。
私、ちょっとピンチかもしれない……。
前の学校より進度が早いようで、まだ習っていない問題が多く出題された。
しかも来週は期末テストがあるみたい。
前の学校で成績は悪い方ではなかったけど、このままだと底辺まで落ちるかも。
休み時間に小テストの結果とにらめっこしていると、渋谷くんが走ってきた。
「葵~、今日は外食だって? もちろん寧々ちゃんも……」
「今日は別々だ」
あ、そうなんだ……。
昨日は少し踏み込み過ぎたのかな。
これは絶対に避けられてる。
お昼を一緒に食べる約束はしていないものの、彼女宣言をされたわけだし、一緒なのかと勝手に思っていた。
とりあえず渋谷くんを介すことで、昨日からゼロだった葵さまとの会話は復活。
恐るべし……渋谷くんのコミュ力!