添い寝だけのはずでしたが

「ごちそうさまでした」


「寧々さんは本当に美味しそうに食べるのね。葵さまも、いつもより食が進んでいましたね」


美沙さんに話を振られても、葵さまはしれっとしている。


「文句を言わないということは、これでも歓迎なさっているのよ。ふふっ」


 本当にそうなの!?


 疑問だらけだけど、美沙さんが言うなら信じよう。


「葵さま、今日はありがとう」


 お礼を言ったら、軽く睨まれた。


「もう全てが終わったみたいな言い方だな。お前の役目はこれからだろ?」


 うっ……そうでした。


 嫌なことを思い出した……。


「顔に出すぎだ」


「ごっ、ごめんなさい!」


「満腹で、今日も爆睡だな。ご苦労様」


 立ち上がると、葵さまは部屋を出て行った。