添い寝だけのはずでしたが

数種類のおかずがプレートに入れてあって、今日のメニューは私の大好きなサツマイモを使ったおかずが入っていた。


手の込んだおかずが少量ずつ並べてあり、彩りも綺麗で本当に美味しそう。


「サツマイモ大好きなの。こんなに美味しいの食べたことない!」


「芋でそんなに感動するか? お前って本当に面白いな」
 

珍しく楽しそうにしていて、私を見て笑顔になった。
 

こんな風に笑うのって貴重だよね。


「やっぱり給食みたいで懐かしい……。自分で選べない分、新しい味を発見したり好きな食べ物がサプライズで出るって、考えただけでわくわくする」


「まあな……」
 

その後の葵さまは、表情ひとつ変えずに食べている。
 

何が好きなのか、嫌いなのか……全く分からない。


「葵さまは本当に分かりにくい」


「敵に手の内を知られたくないからな」


「敵って誰!?」


それに、向かうところ敵なしのくせによく言う……。


「もう、長年こういう感じだから……しみついてる。感情を素直に出せるのもそうだし、庶民の食いっぷり、尊敬する」
 

いや、むしろバカにされてる?


「お褒めに預かり光栄です。美味しいものは美味しいうちに」


「一理あるな。それに、少食の女は好きじゃない」 
 

これは、たくさん食べる私は許容範囲ってこと?