添い寝だけのはずでしたが

 先にベッドに転がり、葵さまに背を向ける。


 顔をまともに向けることができない。


 今、葵さまを見たら泣いてしまいそう……。


 ベッドにうずくまっていると、葵さまが上から覗き込んできた。


「いいから、話せよ」


「なんでもない……」


「そうは見えないけど。まいったな……寧々がそんなだと、俺の生活全部に影響がでる」


「そんなことないよ、葵さまはもうひとりで……なんでもできるよね。私がいなくても」


 つい、口にしてしまった。


 そしたら手を引っ張ってベッドに座らされた。


「やっぱり、寂しかったんだよな。そういうときは、素直に言えよ」


「そんなことじゃない……」


 俯くと、葵さまがふうとため息をつくのが分かった。


「違うのか。寧々のことを理解してると思うのは、ただの自己満か」


「そんなことは思ってない……」


「だったら、なんだよ」


 もう、言ってしまおうか……。


 直接聞く方がスッキリするし、これからのことも考えやすいよね。


 辛いけど……思い切って、聞いてみることにした。