添い寝だけのはずでしたが

「ごめん! いきなりこんなこと言って、引くよな……。しかも好きかもって! いや、本音で言うと、かなり好き」


 何て返事をすればいいのか分からないぐらい、直球で言われてしまった。


 は、恥ずかしい……。


 こんな風に告白をされたのは初めてで、動揺してしまう。


「おっ、俺は何を言ってるんだ。寧々ちゃんが困ってる」


 宇治山くん、自分で言ってて真っ赤になってるし……。


 なんだかちょっとかわいいと思ってしまう。
「ふふっ」


「あ、笑ったな? その笑顔に惚れました。俺が面白くないこと言ってもクスッと笑うよな、そういうとこ。俺を新しい彼氏にして欲しい」


 自覚なかったけど……そうなの?


 断るにしても、同じ係をやっているし言い方次第で気まずくなると大変……。


 返答に困っていると、目の前に大きなビニール袋がドンと置かれた。


「お待たせ! あー、疲れた」


 私の横にドサッと座ったのは、千咲ちゃん。
 

先にひとりで帰って来たみたい。


「お帰り。私たち買い物が終わったから寛いでたけど、手伝えば良かったね」


「あー、全然いいの。必要なのは荷物持ち」


 なぜかジロリと宇治山くんを睨んでいる。


 先に休んでたことを怒ってるのかな。