添い寝だけのはずでしたが

「寝転がると眠っちゃうから……さすがに今日は勉強しないと」


「真面目だな。今日ぐらい、いいだろ。やっと家に帰って来れたし、ゆっくり話そうぜ」


 ぴょこんとベッドサイドに座るから、私も隣に座った。


「明日からまた学校だな……しばらくふたりっきりで過ごしたいのに」


 うわあ……本当に?


 葵さまらしくない発言に、どう返せばいいのか分からず戸惑う。


「私は……困るかな。勉強だって遅れがちだし……」


「そんなの、俺が教えてやるから心配するなよ」


 そう言って、少し肩を寄せる。


 ドッキーン!


 ちょっ……ちょっと、近過ぎない!?


「あっ……葵、さま……」


「またこうやって、ここで一緒にいられて……良かった……」


 しみじみと言う葵さまの瞳はとても優しい。


 そして真っすぐに私を捉えている。


 ドキドキする……。