添い寝だけのはずでしたが

「んーっ、おいしい!」


「お前は何でもうまそうに食うよな。そういうところも、本当に好きだ……」


「え?」


 そういうところもって言った?


 聞き間違えかな……。


「いや、いつも美沙が……料理の作り甲斐があるって喜んでる」


そうなの?


 お屋敷の食事は美沙さんが手がけている。


 シェフも顔負け、プロ並みの腕前。


 手際も良くて、あっという間に数人分のお料理を作ってしまう。


 家事や従業員の采配も完璧だし、まさにスーパーメイドといっても過言ではない。


「美沙さんのお料理すごくおいしいから。つい、たくさん食べちゃうんだよね」


「伝えとく」


 そう言った後、葵さまはベッドに転がって私に手招きをする。


「お前もこっちに来いよ」