添い寝だけのはずでしたが

ただ誉められただけ!?


ちょっと残念に思っていたり、ホッとしていたり、何だか自分で自分がよく分からない。


 だけどこうして笑い合っている時の居心地が、とてもいいことは確か。


 楽しい時間を過ごして、水島家へ帰った。






 非日常空間からも解き放たれ現実に戻るかと思ったけど、葵さまがいつも以上に優しい気がする。


気のせいなのか、彼女らしい扱いの続きなのか……。
身の回りのことを済ませ、時計の針が21時を差す頃。


メイド服に着替えた私は、今までしていたのと同じように葵さまの部屋へと向かう。


最初の頃、メイド服は私には可愛すぎると思っていた。


それが今ではこの服を着ることにより気が引き締まって、お仕事モードに入ることができる。


 葵さま……いつもは眠れていないようなことを、昼間に言っていたよね。


もしそうなら、今夜こそ安心して眠っていただこう。
 

それは私がここにいるための、たったひとつの理由だから……。