添い寝だけのはずでしたが

いや、そんな無茶なこと言って……。


本当にそうなら嬉しいけど、この天候ではまず無理だよね。


「う……ん」


「可能か不可能かで聞いてるわけじゃない。そう思うなら、そう言えよ」


こんなの甘えてるみたいでいつもの私なら言えない。


だけど今は……葵さまに会いたい。


「すぐ……迎えに来て? 会って、顔を見て話したいよ……」


 言いながら震えてしまう。


 こんなに不安だったのだと改めて気付く。


 できないことを口にして、余計に辛くなってしまった……。


「俺も会いたかった」


 ふわりと誰かに抱きしめられて、慌てて顔を上げる。


 え……どういうこと!?