添い寝だけのはずでしたが

仕事だからってよく言ってるし、公私は分けるタイプに見える。


男に免疫がないのが気にかかるけどな……。


他の男にちょっと気を許しただけで、あっという間に心まで持って行かれそうなそんな危うさもある。


学園のやつらは寧々が俺の女だってことを知って手出しはしないけど、たまに心配なときがある。


親切にされるとそれを鵜呑みにする。


例えそれが仮の姿だとしても……。


中でも最大に厄介なのは、中川エマだ。


この学園に入学した時から俺にまとわりついて、勝手にファンクラブを作り、身の回りの世話をやいて彼女面をする。


俺に近付く女がいれば嫌がらせをして、ちょっと話しただけの相手が次の日から学園に来なくなる。


おかしいとは思っていたけど、よく調べたらあの女が裏で手を回していた。


元はといえば、俺の女嫌いはあの女がきっかけで広まったんだよな。


しばらく関わっていないつもりだったのに、寧々が現れてからその本性を現した。


ロッカー室に閉じ込めたのもエマの仕業だった。
しらばっくれていたけど裏は取れてる。


ああいう女がいるから、学園では寧々に対して少し冷たく振る舞っている。


だから余計に、寧々との距離は一向に縮まらない。
隙間時間に眠れるはずが、気になって全然寝れないな……。