「スマホがないっ……ずっとポケットに入れてたのに……」
「一緒に探すよ。心当たりはある?」
そう言うとハッと目を見開いている。
「観光の時、靴紐を結びなおして……その時、定期船の座席に置いた気がする」
定期船は、一定区間の島と島を往復している船。
そこで忘れたってことなのかな。
船着き場は近いし探しに行けないこともないけど、先生に声をかけてからの方が良さそう。
「とりあえず、先生に忘れ物がなかったか聞いてみよう?」
「ダメだよ!! 内緒だけど……エマのスマホ、所属タレントの連絡先がいっぱい入ってるの。落としたことを家に報告されたらパパに怒られる……」
そういえば、エマちゃんの親は芸能プロダクションの代表だって千咲ちゃんが話してた。
小刻みに肩を震わせていて、見ているこっちの方が辛くなるほど。
本当に困ってるよね、できることなら力になりたい。
「一緒に探すよ。心当たりはある?」
そう言うとハッと目を見開いている。
「観光の時、靴紐を結びなおして……その時、定期船の座席に置いた気がする」
定期船は、一定区間の島と島を往復している船。
そこで忘れたってことなのかな。
船着き場は近いし探しに行けないこともないけど、先生に声をかけてからの方が良さそう。
「とりあえず、先生に忘れ物がなかったか聞いてみよう?」
「ダメだよ!! 内緒だけど……エマのスマホ、所属タレントの連絡先がいっぱい入ってるの。落としたことを家に報告されたらパパに怒られる……」
そういえば、エマちゃんの親は芸能プロダクションの代表だって千咲ちゃんが話してた。
小刻みに肩を震わせていて、見ているこっちの方が辛くなるほど。
本当に困ってるよね、できることなら力になりたい。