「おはよう里奈、可愛い」 「おはよう……あ、ありがとう」 あれからやはり悠里は甘い。すごく甘い。 「へぇ?結局、ゆーりくんと向き合ってみる、と?」 「つ、つまりそういう事です、」 お昼休み。柚ちゃんと机を合わせて悠里についてご相談中であります。 「本当に……はぁ、恋愛漫画のお手本みたいだねぇ〜素敵〜柚子も追われてみたいなぁ〜」 「あははは……」 「でもさ、あんまり本気になりすぎるのも良くないもんだよ?」