今日の放課後、喜多川くんに会える方法を咲希ちゃんに教えてもらった!

それは夜八時の旧校舎に喜多川くんがいるって。だから私は今から旧校舎にいくの!

会って喜多川くんは悪い人じゃないことを聞くの!

「んー…とは思ってたけど、やっぱり怖いな夜の旧校舎って…」

ほんとに喜多川くんはいるのかな?

今更ながら不安になってきた。しかも嫌な思い出まで思い出しそう…

「よし…とりあえず着いた。旧校舎。でもど、どうしよう。とりあえず中に入ろうかな?」

ふぅ…緊張する…ってあれ?

旧校舎に電気がついてる。

ま、まさかほんとに喜多川くんが…中に?

よし!行こう!

ギーギギ

明かりが付いてるのは旧会議室らへんかな?

よし、行ってみよう!

ギー、床を歩くたびにそんな音がする。やっぱりちょっと古くなってる…。

もうすぐ旧会議室に着くみたい…

そう思っていると中から声が聞こえた。

「今日もうちの何人かがやられた。喜多川舜夜のシワザだろう。」

「やってくれはりますなぁ。喜多川舜夜クンは…」

中からうっすらだけど喜多川くんの名前が聞こえた。

も、もしかして喜多川くんの仲間…?

その時、床から『ギシッ』という大きな音が聞こえた。

多分、古いから廊下の木の板が腐ってるんだと思うな…

あー、びっくりした…

すると、

「おい!なんか廊下から音がしなかったか?」

「ま、まさか喜多川のやつこっちに来てるんじゃ。」

「どうします?喜多川を殺りましょうか?」

えっ…?

喜多川くんを殺す…?

どういうこと?

この人達喜多川くんの仲間なんじゃないの…?

「落ち着け。まだ喜多川と決まったわけじゃないからな。」

「えー、じゃあ殺らないんですか?」

「ああ、もし例え喜多川だとしたら拷問しないといけないだろ?」

「確かにw。では喜多川じゃない場合は?」

「捉えて情報を吐き出させろ。」

やばい…早く逃げないと…捕まっちゃう。

と、とりあえず外に出よう!そしたら全力で家まで帰ろう!

「わかったらさっさと捕まえろ。侵入者をな」

「りょーかい」

ど、どーしよう。

出口まで来たのになんか怖い人たちが扉の前で止まってるんだけど…

もしかして私が外に逃げようとしてるのがバレちゃったとか?

そしたら朝まで待たないといけないのかな…嫌だな

その時、私は気づいていなかった…

私の居場所はもう見つかってて、すでに後ろに立っていることを…

はっ…

「やっと捕まえた〜お前が侵入者だな?」

「い、いえち、違います!」

「嘘つくなって〜わかってんだぞ?お前が舜夜の女だろ?早く白状しろよ〜。そしたら痛い目には合わせないから、さ?」

そういいつつ私の制服に手を入れてお腹を撫で回してくる。

「い、いやぁ。誰か助けて…」

「どーせだれもくりゃしねーよ。ここには俺たちしかいないからな。」

「それよりさ、お前可愛いねぇ。俺の女にならねぇ?そしたら今回の件木沢さんには言わないでやるよ。」

こ、この人の彼氏に?私が?絶対に嫌だっ!

心では嫌だって思ってるのに、体が言う事を聞かない…!

いったいどうしたら…誰か…

そう言ってる間にもブラジャーの隙間から手を入れてきた。

「お!胸も柔らか〜最高だなこの感触。お前今まで抱いてきた女どものなかで一番いいぜ!」

「い、いゃあん。あっ。んっ!」

「うお!興奮してきた。よし今抱こう!」

いゃあ…お願い誰か助けて

「ねぇ、君。俺の女になにしてんの?」

んっ?この声ってもしかして…

「は?お、お前まさか喜多川舜夜!?」

「だったら何なの?」

「お、お前を倒す。」

「へぇ。俺をね…やってみてよ。ホラ、早く」

「喜多川くん!危ない!」

ドスッバンッ。

えっ…?嘘今…え?なにが起こったの?

「俺なら大丈夫だよ。それよりとりあえずここから逃げよう。ここは危険だから。」

「う、うん。」