私は結局シュンヤサマと一緒に帰ることになった。

拓真さんに聞いてみたんだけど、梓ちゃんと麗奈ちゃんはもう目が覚めてて家に送り届けてくれたらしい。 

私たちを犯した人は単なる不良なんだってさ…

もう、ほんとにいや…、、

「宮橋さん…?宮橋さん。」 

「へぇ!?ど、どーされましたか?」 

「いや、なんか上の空みたいだったから…。あと、敬語…やめない?」

「いえ…でも年上の方には敬語を使わないと…」

「年上?俺が?」 

「えっ?違うんですか…?」

「俺は憂ヶ丘高校二年A組の喜多川舜夜。君は?」

「えっ…嘘…私も憂ヶ丘高校二年C組の宮橋莉花です。お、おなえどし…?」

「そーなるね。だからさ、敬語やめない?」

「は、はい…ううん。うん。分かった。よろしくね…えーと喜多川くん?」

「なんで、疑問形。」 

「ご、ごめんなさい…?」

「別に攻めてるわけじゃないよ。それよりももうあんな合コンに行っちゃダメだよ?」

「は、はい…。」

「ほら、敬語。まあ怖かったでしょ?大丈夫?」

「う、うん。怖かったけどでも喜多川くんが来てくれたから安心したの…!」

「そっか、それならよかった。」

「あ、家ここだから送ってくれてありがとう。」

「うんん。気を付けてね。」

「うん!ほんとにありがとう!」