歩いて行った土手には、ガキ共がいっぱいいて、 イラつく俺の怒りを倍増させる。 でも、俺はここでキレるようなバカじゃない。 微笑ましい~とか思いながら、その場をスルーする。 あいにく、 争い事は好きじゃない。 河原沿いを歩くと、自然と気持ちが落ち着くし。 運命とか…って程立派なモンじゃないけど、 記憶の片隅にうっすらと『ここ』がある。 俺は、ここを知ってる。