表紙を飾っているものも沢山ある。
こんな私に憧れる気持ちはよくわかる。

私だって、私が私でなければ、きっと私に憧れていただろうから。
だけどそれにも限度はある。

偽物は偽物らしく、影で行きていくべきだ。
「ふふふっ」

私は頬を緩めて偽アカウントを次々に通報しはじめた。

こいつも偽物。
こいつも偽物。

全部全部、私を真似しただけのアカウントだ。


SNSの運営はとても優秀なのか、それとも今超絶人気の私を怒らせないためか、通報する先から次々とアカウントが消えていく。