さくらの花に、愛を込めて。

そう。さくら姫が、父親であるラフリン帝国の王様から譲り受けた
母の形見であるペンダントが、
あのさくら姫の首にはかかっていなかったのです。

さくら姫がマリーに変えられてしまう前は、
あのペンダントを片時も手放したことはありませんでした。
いつも、首から下げ、毎日触れ、父と母の愛情を思い出していたのです。

それが、今のさくら姫の首にはかかっていませんでした。


「……どうして……__」


そこまで気づいたとき、


パアァァッ___………



「…!」


先ほど涙で濡れた胸元が、輝きだしました。
そして、あたたかい温もりを感じました。


ソッ_

さくら姫が光る胸元に手をあてると、

「…これは…ペンダント?!」

王様から譲り受けたペンダントがそこにはありました。