正方形の分厚い冊子を開くと、宙翔の字と共にたくさんの思い出が順番に貼られていた。
高校生の懐かしい写真から、最近の初詣の写真まで様々な写真が並んでいる。
「ホテルに泊まって作ったんだ。バレンタインだから麗は今年もきっと何か作ってくれると思って、それなら俺も何かあげたくてね。家だとバレるから嘘ついてホテルに泊まってたんだけど…それで麗に寂しい思いをさせてたなんて元も子もないね」
「私の…ために…?」
どの写真も私は宙翔の隣で幸せそうに笑っていた。
そのアルバムを見ていたらもっと涙が溢れてきて、宙翔は困ったように、でも愛おしいものを見るように優しく笑って額にキスをしてきた。
「実はね、麗にもう一つあげたいものがあるんだ」
「…え?」
やっと涙が落ち着いた頃、宙翔は鞄の中から何かを大切に取り出し私の目の前に差し出してきた。
「…金平糖?」
瓶の中でキラキラと輝く色とりどりの星は、子どもの頃によく食べていたお菓子だった。
「麗はお菓子言葉って知ってる?」
「お菓子言葉…?ああ、お菓子に隠されてる意味、みたいなものだよね?」
「そう。金平糖にもお菓子言葉があるんだよ」
瓶の蓋を開けると、金平糖の真ん中にティッシュで包まれた小さな何かが埋まっていた。
不思議に思ってつまんで取り出し、包みを解いていく。
高校生の懐かしい写真から、最近の初詣の写真まで様々な写真が並んでいる。
「ホテルに泊まって作ったんだ。バレンタインだから麗は今年もきっと何か作ってくれると思って、それなら俺も何かあげたくてね。家だとバレるから嘘ついてホテルに泊まってたんだけど…それで麗に寂しい思いをさせてたなんて元も子もないね」
「私の…ために…?」
どの写真も私は宙翔の隣で幸せそうに笑っていた。
そのアルバムを見ていたらもっと涙が溢れてきて、宙翔は困ったように、でも愛おしいものを見るように優しく笑って額にキスをしてきた。
「実はね、麗にもう一つあげたいものがあるんだ」
「…え?」
やっと涙が落ち着いた頃、宙翔は鞄の中から何かを大切に取り出し私の目の前に差し出してきた。
「…金平糖?」
瓶の中でキラキラと輝く色とりどりの星は、子どもの頃によく食べていたお菓子だった。
「麗はお菓子言葉って知ってる?」
「お菓子言葉…?ああ、お菓子に隠されてる意味、みたいなものだよね?」
「そう。金平糖にもお菓子言葉があるんだよ」
瓶の蓋を開けると、金平糖の真ん中にティッシュで包まれた小さな何かが埋まっていた。
不思議に思ってつまんで取り出し、包みを解いていく。

