死にたいから、猫を飼った。

蒼くん、こんな彼女でごめんなさい。
でも、私は心から貴方を愛していました。
今まで私の事を本気で愛してくれてありがとう。
もっと、貴方と一緒に居たかった。
私の瞳に映る最期が、貴方でよかった。そう思うことにします。

私は貴方にだけ、心を開いていました。
私が、私自身を愛すことができないと泣いてしまったことがありました。
あの時、貴方がしてくれたことを忘れません。
あの日あの時、貴方に恋をしました。
本当にありがとう。貴方でよかった。

蒼くんは、本当に心が広い人だったね。
私が弱音を吐いても抱きしめて受け止めてくれて、
おいしいものをたくさん食べても全部払ってくれて、
どんなときでもかわいいって褒めてくれて、
初心な蒼くんだったけど、いつも全部が優しかった。
恥ずかしがり屋の蒼くんの、大きくなる心臓の音。
きけたら、私愛されてるなって感じてました。

私が病気だったことをすぐ言えなかったのは、後ろめたいとか隠したいとか、そういうことではありませんでした。
蒼くんに、心配してほしくなかった。
いつも通り笑ってほしかったから。
すぐに打ち明けることはできませんでした。
この事実を伝えることは、この手紙を書いていることも、ただ貴方を傷つけてしまうだけだと感じています。
だけど、貴方を思って、こうしています。
見つけるのがもう少し早かったら、もっと一緒に歳をとれたね。
ごめんなさい。貴方と、ずっと生きていたかった。

私は、貴方とみる月がすごく綺麗だったのを覚えています。
蒼くんがバイト終わりに、公園で待ってくれた日。
あれが私にとって最期のスノームーンだった。
もっと一緒にみたかった、貴方と。
もしかしたら辛いかもしれないけど貴方には、
スノームーンをみたら私を思い出してほしいです。
スノームーンの日は、必ず貴方のところへいきます。

今までありがとう。
会えたのが貴方で本当によかった。
私が死んでもいっぱい笑ってね。
蒼くんの笑顔がいちばんかっこいいです。
私は、貴方に人生を捧げられて本当に幸せでした。
また貴方に愛に生きます。さようなら。

愛琥