メガネをはずしちゃいけません!

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放課後の学校は、いつも通り部活動で賑わっていて、
私たちが抜け出していたことなど、気にも留めていないように感じた。
そして、それが少しほっとした。


教室に戻ると、彩香が待っていた。
私の顔を見るなり、顔を歪めて泣きそうな様子で
駆け寄ってきた。


…心配…かけてしまったんだな…。


彩香「…美奈…!…その…大丈夫?って聞き方は違うかもしれないけど…とにかく戻ってきてくれてよかった…」


美奈「…心配かけてごめん…。大丈夫。」


彩香「…あのとき…追いかけようか迷ったんだけど…相沢くんがついてたみたいだったから…任せちゃった…。ごめんね美奈。ミスコンの件でいろいろと悩ませてしまっていること…」

ごめんだなんて…彩香が謝ることなんて何もない。
彩香はいつだって私のことを考えてくれているし、
それを私が一番分かってる。


今回の問題は、私の問題だ。


美奈「そんなことない…!彩香がきっかけをくれたから、私は頑張ろうって思えた。今やろうとしていることはきっと間違ってないって…もうちょっとだけ信じて頑張ってみるから。」



まだ負けない。
相沢くん、彩香、…
私には応援してくれる心強い味方が付いてるから。


彩香「……ありがとう…。私も、絶対に、美奈とミスコンを成功させたかったから…、そう言ってくれて本当にうれしい。」


”山神帝にも『美奈はミスコン、でますから』って啖呵きっちゃったし…”と申し訳なさそうにいう彩香。


美奈「もぉ…何言ってんのホント。でるけど。」


……なんだか彩香らしいな…と思わず笑ってしまった。



昼間はあんなに気持ちが沈んでいたけど…
2人のおかげでがんばれそう。