メガネをはずしちゃいけません!



美奈「……っありがとう……」


なぜか急に、涙が出そうになった。


私が抱えている不安や、思いをちゃんと理解しようとしてくれて、
私が安心する言葉や行動を選んでくれていることが、ひしひしと伝わる。

それがたまらなくうれしくて、
目頭が熱くなった。


美奈「相沢くん、本当に本当にありがとう。」


私はもう一度、心からの言葉を伝えた。


私のその言葉に、
相沢くんはもう一度、優しく、そしてうれしそうに笑った。




___

_____……



それからは、2人で公園のベンチに座り、
他愛のないことを話した。

趣味の話や、課題のこと…
本当に他愛もないことを。

でもそれがとても楽しくて
時間はあっという間に過ぎていった。



___…

相沢「そろそろ、戻るのにちょうどいい時間かもな。」


美奈「そうだね…!あれ、相沢くん、部活大丈夫…?」


そうだった…私と違って相沢くんは部活動に所属している。
私のせいで、迷惑をかけたのでは…と心配になった。


相沢「実は、今日、顧問の事情で部活が休みになったんだ。だから心配しなくても大丈夫。」


美奈「そっか…よかった…」



相沢「じゃ、そろそろ行こうか。」


美奈「うん!」


こうして私たちは、
再び学校へと向かったのだった。