メガネをはずしちゃいけません!

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_____…



初めて美奈が、俺を頼ってくれた。
それがうれしくて、俺はただ、美奈の力になれたら、と
すべての話を聞いた。


美奈が山神帝に怯えていた理由、
山神帝が美奈に執着する理由、
そして、沙羅という人物のこと。
その人物に重ねられ、自分を否定されたような気持ちになり、
涙を流した美奈のこと……。


全部、聞いてしまった。




………だから、もう、



我慢できなかった。



俺がそばにいれば、
美奈を泣かせたりなんかしない。

美奈を守ることだってできる。


あいつに…山神帝なんかに振り回されないように
守りたい。そう思った。

でも、今、俺の気持ちを伝えてしまったら、
美奈がもっと悩むことになってしまうかもしれない。

…美奈の負担になってしまうかもしれない。


そう思い、一度は告白を飲み込んだ。




でも…____



これからも美奈は、山神帝と関わっていくことになるだろう。
そして、山神帝は、美奈のことを昔好きだった人と重ねている。

それを分かっていながら、2人をただ見守るなんて、…
俺には…できない。



その気持ちが抑えられなくなった俺は、



相沢「……俺、…」






相沢「………お前のことが、好きだ。」



そう、口に出していた。